短縮URLを使うデメリット
以前、URLの短縮方法を紹介しました。とても便利で使いみちがたくさんある短縮URLですが、デメリットもあります。
そこで今回は短縮URLを使うデメリットをいくつか紹介します。URLの短縮方法については下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
短縮URLを使うデメリット
URLの短縮はSNSでシェアするときにとても便利ですが、注意すべき点もあります。
それは下の2点です。
- 他の人から見たときに覚えてもらえない
- SEOに弱くなる
認知率が下がる
1つ目の「他の人から見たときに覚えてもらえない」ですが、下の比較を見てもらえれば分かると思います。
・元のURL
https://koblog.hatenablog.jp
・短縮後のURL
「 is.gd~~~ 」
検索バーからURLでサイトを検索する人も少なくないと思います。そのことを考えて、ブロガーやホームページ制作者は覚えやすいドメイン(URL)を取得します。しかしURLの短縮をしてしまうとせっかく覚えやすいURLにしても、全く意味が無くなってしまいます。
SEOへの影響
次に2つ目についてですが、結論から言うと「SEOへの影響はありません」。
基本的には短縮したURLでも元のURLと同じように認識されるのでSEO効果は見込めます。これはGoogleがこのような方針を採っているからです。
しかし1部のサービスではSEOへの影響が及ぶ可能性があります。これはURLの短縮の仕組みを見れば分かります。
URLの短縮は基本的に短縮前と短縮後のURLを紐づけして「アクセスしたら転送する」という処理を行うことで成り立っています。これを301リダイレクトと呼びます。
しかしURL短縮サービスによっては、この301リダイレクトが上手く行われず、元のURLに転送されなくなってしまう場合があります。
すると本来301リダイレクトの仕組みにより受け継がれる元のURLの評価も引き継がれなくなってしまいます。つまりホームページに評価が付かず、SEOに不利になってしまいます。日本のURL短縮サービスのほとんどは301リダイレクトに対応していますが、影響を考えると、対策をする必要は無いとは言えません。
またURL短縮サービスが終了してしまうと、404エラーとなり短縮URLは使えなくなってしまいます。そのため外部リンクや内部リンク(自分のサイトのリンクを貼る)に使ってしまうと、サービス終了後、すべてのリンクを張り直す必要がでてしまいます。
それでもTwitterでは文字数制限があるので、文字数が収まらない場合には使ってもいいと思います。またTwitterではnofollow属性が自動で付与されるのでリンクの評価が受け渡されません。そのため短縮URLを使っても直接的なSEOへの影響は無いと考えて大丈夫です。
ただSNSによる拡散など間接的なSEOへの効果は見込めるので、301リダイレクトに対応していないURL短縮サービスを使っている場合やドメインにこだわりがある場合は、他のサービスに移行するか短縮URLを使わないほうが無難だと思います。